ベルトサンダ−でTEのボディートップを剥く。生地研磨も同じように研磨する。
ベルトサンダーで、ボディートップを剥いています。
ほぼ剥き終わりました。
ボディーサイドを剥きます。
ボディーサイドを剥く。
少し剥いた状態。
TE剥き終了後。
中央のSTボディーは生地研磨が終了した状態。
塗装終了後に導電塗料を塗るため今回はピックアプキャビテイ−にはマスキングがしてあり、吹き付け後掛けるための取っ手がついています。右のネックは指板面をマスキングして準備OK。
シーラーを吹く。
半日〜1昼夜乾燥します。
シーラーを吹くと生地の表面の繊維が起きてくる。
このままサンディングシーラーを吹くと回りの塗料を吸って肌が悪くなり後の研磨に支障をきたす。(ブツ払いとも呼ぶようだ)
サンディングシーラーを吹いて肉をつける。
常温で2〜5日、気候によっても変化する。強制乾燥で調整する。
ベルトサンダー等(写真参照)を使い生地ぎりぎりまで研摩し、最終の形を作る。
サンディングシーラーと着色剤との密着を良くする。
シースルー系、ソリッドカラー、メタリック、パール等。
写真はドラムのスネアの中塗り状態。
同じメイプルシェルであるが木の色がこんなに違う。
シースルー系のカラーではこの影響を受けるので若干カラーに違いが出る恐れがある。
着色には染料、顔料、エナメルなどで調色し吹き付ける。
カラーサンプルはできるだけ大きいものが望ましいが、写真や印刷物の場合塗料と色味が違うので同じ色に仕上げるのは不可能である。
カラーを保護する為とクリヤーとの密着を良くする為。
クリヤーを吹いて表面に透明な膜をつくる。
常温で1週間位、強制乾燥で調整する。
この乾燥のとり方で艶の良し悪しに影響が出る。
表面を滑らかに研ぎ上げる。
水をつけた研磨紙で最終研磨。
コンパウンド等を付け磨いて艶を出す。
バフの曇りを取り除き、より光沢のある様な状態にする。
塗装は油分を嫌うので、エアードライヤー、エアートランスフォーマーで油分、水、ごみ等を取り除く必要がある。綺麗な空気が必要なのだ。もちろん工場内の空気も綺麗でなくてはならないのだが、環境造りには莫大な資金がかかり悩みの種だ。
スプレーガンは常に手入れを怠らないように注意し、最低でも数丁のガンを用意したほうが良い。又エアーブラシも用意したほうが良い。細かな作業には、小さいこのガンが有効だ。
ほかにもマスキングとか、セル掻きとか色々あるのだけれど....